当院で主に行っている首肩こりへの施術方法です。この他にもコリのある部分への刺鍼は行いますが、当院の特徴として背骨の脇は深く(4~5cm)刺鍼します
<華陀夾脊穴(かだきょうせきけつ)>
上部胸椎(胸椎1番~5番程度)までの直際(背骨の際5mm)で硬い部分へ刺鍼します。東洋医学的には華陀挟脊穴(かだきょうせきけつ)と呼ばれるツボが背骨に沿って並んでいます。それぞれの対応する臓器を調節するのに有効といわれています。解剖学、力学的にも上部胸椎あたり何層にも筋肉が重なっているためコリが深く慢性的に硬くなっている方が多いです。肩こりで有名な僧帽筋のほか奥には肩甲骨を固定する菱形筋や呼吸を補助する上後鋸筋、首を支える板状筋、半棘筋など負担のかかる筋が緊張状態にあります。コリが強い方はかなり強い響きを感じますが、表層のコリをとっても深層のコリが残っているとすぐに症状が戻ってきてしまうことがあるので当院ではよく使用します。

